2004/01/06 (火)

● 渚

砂浜を二人で歩く。

「寒いね」と君がつぶやく。

波打ち際を歩く君は、海から来る風をまともに受けていた。

踏みしめるスニーカーも、波しぶきのせいかわずかに濡れていた。


僕はそのことに気付かなかった。

気付かないフリをしただけかもしれない。


僕はと言うと、広がる空も海も砂浜も何もかもが心地よく、

君と共に並んで歩くその一歩一歩が幸せの証だといわんばかりに、

すっかり舞い上がっていた。